マービート君のなんでも掲示板
The Beatles - Little Girl (Summer Days Remix)
- マービート (男性)
2026/10/17 (Sat) 14:21:20
”Little Girl”は”Girl Don’t Tell Me”となんとなく雰囲気が似ていると思った。
しかし普通に考えて”You're So Good To Me”の方が遥かによく似ていた。
”Little Girl”と”You're So Good To Me”を同時に再生するとジョンの歌うタイミングは不思議なぐらい一致する。
メロディや歌いまわしが違う以上、同時に聴くと明らかに違和感はある。
それでもこの関連性は偶然の一致という域を超えている。
ジョンは”You're So Good To Me”から新曲のインスピレーションを得ようとして即興で”Little Girl”を歌ったのだと思う。
かってないほどのジョンの優しい側面をビーチボーイズが引き出したと私は思っている。
”Little Girl”に対するネットの反応は”語るべきこともない小曲”、
“”I’m Only Sleeping”の原曲という意味で価値がある”というような冷めた意見が多い。
あらゆるコミュニティやコメントを見てもビーチボーイズとの関連に言及したものを見たことがない。
とても寂しいことだ。
だからそれを訴えるために動画を作った。
ビーチボーイズがビートルズに与えた音楽的な影響はポールから語られるものばかりだった。
そこに初めてジョンが加わるとすれば、これほど心躍ることはない。
”Little Girl”の持つ最大の歴史的価値はそこにあると確信している。
The Beatles - Little Girl - マービート (男性)
2026/10/04 (Sun) 06:44:31
先日発表されたビートルズの「Rubber Soulスペシャルエディション」にジョンの未発表デモ音源”Little Girl”が収録されていた。
ジョンにしてはめずらしいタイトルそのままの可愛いらしい曲だった。
ジョンが自分の曲に『la la la…』なんてハーモニーをつけて歌っているのも新鮮で聴いていて心地良かった。
曲の録音時期はおそらく1965年だという。
それを聞いて即座にビーチボーイズを思い出した。
ポールも他のビートルズのメンバーもビーチ・ボーイズの”You're So Good To Me”のコーラスパートが大好きだった。
”Girl”のユニークなコーラスはその影響から生まれたものであるとポールは公認の伝記『Many Years From Now』の中で語っている。
『Many Years From Now』より
ポール「当時、ビーチ・ボーイズに『la la la la』と歌う曲があって僕らはその無邪気な感じが大好きだった。だから真似してみたかった。でも同じフレーズを使うのだけは避けたかった。
それでいろいろ試したら『ディット・ディット・ディット・ディット(Dit Dit Dit Dit)』というフレーズがフィットしたんだ。
そしてそれを『ティット・ティット・ティット・ティット(Tit Tit Tit Tit)』に変えて歌った。音としては『ディット~』とあまり違いはないけどね。その響き(Tit=おっぱい)が面白くてね。」
ビートルズは”Nowhere Man” と”You Won’t See Me”では一転してビーチボーイズのように無邪気に『Ooh La la...』と歌っていた。
その当時、ジョージは”Let Him Run Wild”を深く愛聴しシングルをジュークボックスに入れていたという。
ジョンも”Little Girl I Once Knew”を聴いて大興奮しブライアンの才能をベタ褒めしていた。
Pet Sounds以前からビートルズにとってもビーチボーイズは無視できない大きな存在だった。
もし”Little Girl”が「Summer Days (and Summer Nights!!) 」より後に作られた曲だったら?
私には”Little Girl”は”Girl Don’t Tell Me”に対するジョンからのアンサーソングのように聴こえて仕方がない。
それとなく曲調も似てるし歌詞も少しだけシニカル。
終わり方も似ている。
ジョンは”Girl Don’t Tell Me”を聴いてそれが自分に対するパロディだと即座に気づいただろう。
そしてそれを面白がって返答したいような気持ちになったのではないか?
しかし自分の硬派なイメージを気にしてボツにしてしまった。
ビーチボーイズバカの戯言かもしれないが、謎だらけの音源にこんな妄想をしてもいいではないか。
であれば夢を見続けたい。
“Little Girl”はジョンからビーチボーイズファンに向けて贈られた最高のプレゼントであると。
The Beach Boys - Heroes and Villains - マービート (男性)
2026/05/07 (Thu) 02:09:26
グッド・ヴァイブレーションズを越える曲として、スマイルの屋台骨になる曲として、ブライアン・ウィルソンが最も情熱をこめて取り組んだ曲。
ボーカルアレンジは複雑でコーラスグループとしてのビーチボーイズの頂点を記録している。
歌詞についてもドラマチックで明快。
ドラッギーなヴァン・ダイク・パークスの歌詞を嫌っていたマイク・ラヴでさえも認めていた。
当時、ビーチボーイズの人気はビートルズに匹敵し、ブライアンには天才の称号が与えられていた。
ナンバーワンヒットになったグッド・ヴァイブレーションズに続く野心的な新作を多くの人々が待っていた。
そしてヒーローズ・アンド・ヴィレインズはスマイルに先立つシングルとして、ビーチボーイズのメンバー全員が大ヒットを期待しながらレコーディングにのぞんでいた。
スマイルは制作途中にトラックリストが決定していたし、レコードジャケットや豪華なブックレットまで大量に作られていた。
さらにラジオからはプロモーションCMが流れていた。
加えてブライアンにはポール・マッカートニーとの間で互いの新作について交わした約束のようなものまであった。
スマイルはあらゆる意味で発売されなくてはならない作品だった。
しかし、当時のブライアンの精神状態は不安定でドラッグの強い影響下にあった。
その影響でスマイルの構想は常に広がり続けレコーディングには終わりが見えなかった。
様々な期待が大きな重圧となっていたせいもあるだろう。
ブライアンは創造の絶頂期にありながら、自身が最も情熱を注いだヒーローズ・アンド・ヴィレインズさえ完成できないジレンマに陥っていた。
レコーディングは粛々と続いていたが、そんな終わりの見えない状況に耐えかねてキャピトルは遂に制作中止を要請。
そしてスマイルは幻となった。
1967年7月にまったく新しい形でシングルでリリースされたヒーローズ・アンド・ヴィレインズについて、当時のアル・ジャーディンはこう語った。
「このシングルにはがっかりした。突飛なコードを満載したオリジナルに比べたら色褪せたコピーのようなものだ。ブライアンは意図的に過少プロダクションのままこの曲を放り出した。」のだと。
ビーチボーイズをよく知るファンであれば、アルの意見に同意するだろう。
思えばカール・ウィルソンもスマイリー・スマイルを評して「みんなが満塁ホームランを期待しているときに僕らはバントをしたのさ。」と語っていた。
スマイリー・スマイルではスマイルのオリジナル音源のほとんどが封印されていた。
スマイルに収録予定だった曲はリメイクされて中には不気味とも思えるアレンジが施されたものまであった。
カールの言葉どおり確かに意図的にスケールダウンを狙っているかのようだった。
スマイリー・スマイルには他にも謎がある。
スマイルがビーチボーイズらしくないというなら、スマイリー・スマイルにもビーチボーイズらしさはなかった。
あるいはスマイリー・スマイルの方がよりアヴァンギャルドで奇妙な風にさえ感じてしまう。
(私はそんなスマイリー・スマイルを深く愛している。)
ビーチボーイズにスマイリー・スマイルをリリースできる度量があるのなら、スマイルを封印すべき理由を見つけることができない。
だからこう思う。
ブライアンはスマイルを決して諦めてはいなかったと。
当時発表したスマイリー・スマイルやヒーローズ・アンド・ヴィレインズは来たるべきスマイルの予告編だった。
それ故にスマイルのオリジナル音源の多くは封印され、違うアプローチでリメイクされていた。
そう考えれば不可解だったことすべてに腑が落ちるのだ。
しかし、ブライアンはスマイルの音源に再び近づくことを恐れ続けてもいた。
そんな状況に仕方なく他のメンバーはブライアンの承認を待たず、少しずつスマイルの音源を発表していったのだろう。
それ以後もスマイルの公式リリースの噂は消えることはなかったが夢はかなわなかった...
それから長い時間が過ぎた。
2004年になってブライアンはスマイルに見事な決着をつけた。
長年の苦悩から解放されたブライアンは輝いていた。
とても幸せそうだった。
私自身も深く感動したが一方では少し寂しくもあった...
ヒーローズ・アンド・ヴィレインズを聴いたときは特にそうだった。
新たに甦ったヒーローズ・アンド・ヴィレインはダリアン・サバナジャがライヴを前提に再構築したものだ。
ブライアンの構想とは違うものだと直感でわかった。
ライヴでは素晴らしく思えてもアルバムでは違和感があった。
さらにビーチボーイズの公式版スマイルでもそのアレンジは転用された。
そして今ではそれが決定版としてスタンダード化されてしまった。
それがブライアンの承認を得たものだとしても寂しい気持ちはどうしても消えない。
幸い残された音源を元にしてヒーローズ・アンド・ヴィレインズに想像をめぐらせることはできる。
10年ほど前にも試みたが、改めてヒーローズ・アンド・ヴィレインズに思いを馳せてみた。
音源は最後の蛇足的シークエンスに僅かに流れるBGMのみAIを使用。
その他はすべてビーチボーイズのオリジナル音源。
(一部では音源を少し重ねています。)
動画はAIで作成したので不自然なパートも多々あり。
動画内ではマイク・ラヴをお尋ね者の悪役Jake ”The Devil” McCreedyと表現しているが深い意味はなし。
マイクはビーチボーイズの堂々たるフロントマン。
ブライアンはその声を深く愛し、マイクをビーチ・ボーイズのリード・シンガーに据えた。
その声はまさにビーチボーイズの象徴であり、ブライアンの声との相性もぴったりだった。
二人はビーチボーイズにおける陰と陽。
両者の対比はビーチボーイズにさらなる奥行きをもたらした。
それを否定するならビーチボーイズの面白さに気づいてないか、あるいは音楽をよく聴いてない。
そのどちらかだと思う。
スマイルにおいてもマイクはブライアンの期待に応える最高のパフォーマンスを残してくれた。
どんなに歌詞に懐疑的であっても完成を目指してレコーディングを続けていた。
“スマイルはマイクが嫌ったから完成しなかった。”
ブライアンがそう語っているのは知っている。
確かにそういう一面もあっただろう。
ただしブライアン自身にとってもスマイルが重荷のようになっていたのも事実だ。
ある意味、マイクはスマイルの崩壊という十字架をブライアンやヴァン・ダイク・パークスと共に背負っていたのだと思う。
スマイルは完成まであと一歩のところまで来ていた…
「ブライアンはアタマの中で鳴り響いてる素晴らしい音楽について話し続けていたのにそれを取り出せなかった。」
そう語ったのはブルース・ジョンストンだった。
こと音楽に関してブライアンは絶対に妥協しない男だ。
ペット・サウンズがそうであったように明確なビジョンさえあれば、目の前にどんな壁があろうと、誰に何を言われようが前進しただろう。
驚くべき統率力でスマイルをも完成させたはずだ。
強く強調しておきたい。
ブライアンのミュージシャンとしての熱い情熱、力強さを決して過小評価してはならないと。
スマイルの失われたピースはブライアンの見た幻覚の中にあった。
それ故に幻覚から覚めたとき音楽も幻想になった。
当時の状況を考えれば、すべて避けられない運命だったのだろう。
スマイルが公式に発表されて大きな決着はついた。
しかし未だに行方不明になったままの音源もある。
ヒーローズ・アンド・ヴィレインズやスマイルをめぐる検証はこれからも続いていくだろう。
未完に終わったガウディの壮大なサグラダ・ファミリアのようにそれは終わることのない伝説なのだ。
謹賀新年 - マービート (男性)
2026/01/02 (Fri) 10:29:00
本年が良い年でありますように
Brian - マービート (男性)
2025/06/13 (Fri) 05:18:32
遂にこのときが来てしまいました…
去年にメリンダさんが亡くなった直後からブライアンは明らかに衰えていました。
その後は親族に囲まれて穏やかに暮らしていたようで少し安心していたけれど…
ブライアンは認知症を患っていながら、それでも音楽に対する感性だけは衰えていなかったそうですね。
つい最近にはレコーディングスタジオで撮られた元気そうな写真までありました。
もしかすると再び何かやってくれるのか...とさえ思っていました。
昨夜のニュースステーションで3分近くブライアンの追悼ニュースが流れました。
どんなに信じたくなくても、これは現実なんだ…とそのとき身に染みて思いました。
そして同じニュースの中で世界中で起きている悲しい事故や忌まわしい事件の映像を見ました。
カリフォルニアでの暴動もあちこちに飛び火しています。
ずっと涙は出なかったけどブライアンの歌っていたラヴ・アンド・マーシーを思い出してどうしようもなく泣けてきた…
ブライアンの残してくれた歌や音楽はやっぱり今も生きているんだなぁ…
ブライアンが亡くなっても音楽でいつも会えます。
今まで以上に存在を身近に感じます。